139日目のちぎり〇〇

産まれたての時は、生命を維持するため最低限のことしかできなかった。
起きている時は、母乳を飲む・おしっこやウンチをする。
あとは泣くことくらい。
それが今となっては笑うことを始め、興味があるものを目で追って首をブンブン振ったり、寝返りしたり、足を思うように動かしてみたり、手を伸ばして触ってみたり握ってみたり。
そして、できることが増えてきた分、欲が出てきているようだ。
何か思い通りにならないと、顔をしかめて全力で泣き出す。
抱っこしても泣き止まないことがあって、何が気に入らなかったのか、ホント話すかジェスチャーしてもらえたら、こんなに泣かせなくても済むのに。

そういえば、できることが増えてきたと同時に体力も有り余るくらい付いてきているように感じる。
激しく泣き始めるので眠いのかと抱っこして寝かしつけようと思ってもなかなか寝ない。
ようやく寝たと思っても、ベッドに置いたとたんに起きてしまう。
そうなると遊びたくなってしまうのか、目はしっかりと冴えてしまう。
また、抱っこも一苦労だ。
体を沿って、足を蹴って、全身を使って暴れる。

最近はあちこち手で握れる物だったら、ちぎり取る勢いを見せるようになった。
握るまでは手を差し出すのもおぼつかないのに、握った瞬間、先ほどの弱々しさはどこへというほどの握力を発揮してくる。
腕の皮に爪を立てて穴を空けにくるし。
首の皮を引きちぎろうとするし。
唇をもぎ取ろうとしてくる。
今日は父さんの首の皮を伸ばし、髪の毛を5本いっぺんに抜いていた。
剥げてしまう。
そしてお風呂に入っていたら、乳首を掴まれて、丁寧な交渉の上でも危ないところだった。

だからと言って、話してもわからないであろう赤子に対して「ダメ!」と伝えるのもおかしいと思うし、傷付くギリギリのところで自分の身は自分で守らないとね。



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