142日目。
今日はりつが寝返り返りをした。
寝返りをしてうつ伏せになったと思えば、反り返りながら頭を床に付けてうつ伏せに戻ったりを2~3回繰り返していたと思ったらすぐだった。
まぐれかと思って様子を見ていると、布団をごろごろと移動してしまうようになった。
なんど転がっても、仰向けになったとたんに右手で頭を掻きながら、「ぼく、どういう状況?」と言わんばかりの顔をして、こちらを見ている。
なんて可愛いらしいのだろう。
君はまた一つ成長をしたんだよ。
それにしてもいろんなことを覚えるのが早くて驚く。
寝返りも一日でマスターしていた。
私なんて、一回できたとしてもまぐれだったり。
次はどうやってやったのか思い出せないなんてことはよくある気がする。
思い出した。
先日作ったハンバーグだ。
とても美味しくできたと思ってメモをしておいたのに、そのメモ通りに作っても同じ味にならない。
大人になってからの方が、経験や知識が邪魔してしまって、余計なことをしてしまったり、素直に行動することができないこともある。
ハンバーグもそうだったのかもしれない。
そして感情が邪魔してしまって素直に言えないこともある。
大人になるってことは、ぐちゃぐちゃと余計なことを考えて、行動を止めたり抑制したり、いろんな足枷をたくさん付けて、ついには歩行もできなくなってしまう。
情けないものだわ。すでにそんな大人であることには間違いないのだが、これに気付いている人と気付いていない人では大きな違いがあると信じて励み、日々の行動を改めていくしかないなと。
お父さんが帰ってきたら、寝返り帰り見せてあげようね。
キッチンで料理をしながらりつに話しかける。
「ただいまー」
ちょうど良いところに帰ってきた。
「おかえりー!りつが寝返り帰りしたの!見ててあげて!」
?りつがいない。
「ほら!ソファーの下見て。。」
ソファーに下から顔が覗いている。
少し挟まり気味で、バランスもおかしいのに、テレビを必死に見ている。
寝返り帰りしたら、そこにたどり着いたらしい。
「これは気を付けないとね!」
りつを抱き上げながら、父さんが顔をくしゃっとして笑っている。
りつは目をキラキラさせていた。
何かできること。何かを知るということ。それをこんなにもキラキラと素直に表現できることが、またこの子の素晴らしいところだと思った。
私も素直になれるように、このブログを見返そう♪
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