魅力少ない!?多摩北部

小平市・東村山市・清瀬市・東久留米市・西東京市からなる多摩北部エリア。
東村山は志村けんさんの故郷としても有名だが、八国山はトトロの七国山のモデルになったとされていて、自然が豊かな場所である。
都心から一番近い田舎”というネーミングが付いていたり、田舎へ帰ったような懐かしい気持ちにしてくれるということから”とかいなか”とも呼ばれているらしい。
(浸透はしていない気がするが..)
どうやら、”田舎”というのを売り出しているようだ。

私が感じる魅力

しかし住んでみた私が感じる魅力は、”田舎”とは少し違う。
多摩北部の魅力は、自然と街のバランスが比較的に良いというところである。
代表的なものを挙げるとしたら多摩湖自転車道・野火止用水・玉川上水ではないだろうか。
木々が生い茂り川が流れている場所もあるが、緑道が整えられているので、四季の移ろいを感じながら散歩をするには持ってこいの場所だ。
緑道の途中で駅に交わる箇所があるので、カフェに寄ったり買い物をしたりすることも可能。
歩道と車道がしっかり分けられているところも多いので、車を気にしながら歩かなくても良い。
子供と一緒に安心して歩くことができるし、公園に寄って遊んだりすることができる。
そう。おそらく家族との時間を大切に過ごすにはちょうど良い場所なのだと思う。
新しい田舎を作る場所。
それが多摩北部なのだ。

住みたい街ランキング30位から50位。魅力が少ないと言われる理由は

住んでみて実感したのは利便性の悪さ。
商業施設やオシャレなお店や、美味しい飲食店は少ない。
小売店も点在しているので、車や自転車が必須だと思う。
駅前には大きな商業施設が整い、徒歩範囲で何でも揃う都心とは違うのは確かである。
またその都心の駅にだって時間をかけて行く必要があるのだから困ったものだ。

利便性が悪い映えないとなると、若い世代は魅力が無いどころか、住むことができないのだ。
実際その結果として、住民の年齢層は都心よりも〇歳高い。
住みたい街ランキングでは東京で42位と、後ろから数える方が早いのも、魅力が薄い結果と言えるだろう。

もう東村山のイメージカラーは一気に茶色とかベージュになってしまう。

変わりつつある魅力

だがそんな多摩北部にも兆しがある。
コロナが流行ったこともあり、様々なものへの考え方が変わりつつある。
働き方・人との付き合い方・余暇の過ごし方。幸せの概念まで変わってきているように思う。
仕事はリモートワークも選択肢として増え、人と会うのもテレビ電話。
一時期はキャンプ用品が飛ぶように売れ、多摩川にはテントを張った人たちで埋め尽くされていた。
家にいる時間が増え、家族と過ごす時間が増えたので、住む場所は通勤するのに便利という理由だけでなく、家にいて幸せ。家族といる時間が幸せに感じる場所というのも住む場所を選ぶ理由になってきている。

どんな世代でも、どんな家庭でも需要のあるエリアだと思っている。
東京の中央に位置するので、新宿駅や東京駅といった都心へ行くのも、高尾駅や青梅駅といった自然豊かな場所へ行くのも1時間ほど。

どんな人におすすめか

一番重要なこと。
それは自分で行動・自分で想像(創造)できる人。
何も整っていないのだから、知恵と工夫で楽しむしかない。

多摩地域で仕事をしている人。リモートワークをメインとした働き方をしている人。
現時点では車や自転車は必要だと思う。
たまに山や川に遊びに行く人。
家や近所でゆったりと過ごしたい人には向いていると思う。

逆に向いてない人は、毎日1時間以上かけて通勤をしなければなくなる人だ。

筆者はこの地へ引越してきて一年が経過した。
少しずつ楽しみ方にも慣れてきた気がしている。
これから多摩北部ライフを記していくので、私の生活が、ほかの方のモデルになればと思う。

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