りつきが産まれて2か月過ぎ、乳口炎・乳頭炎になった。
いわゆる乳腺炎になりかけの状態だ。
4人に1人が、なんらかのおっぱいトラブルを経験すると言われている。
私はその1人になってしまった。
私の場合、2週間で4回繰り返すことになった。
その間、メンタルはとんでもなく情緒不安定。
今思い返せば「母乳を出す」しか解決策はないと冷静に考えることができる。
だけど自分に合った「出し方」を見つけるのが、こんなに困難だと思わなかった。
初白斑は助産院で
21:00⇒胸の上部に硬いしこりができてる…かな?程度。
1:00⇒パンパンに張ってきて白斑発見。よく出ていた乳腺から母乳が出づらいことに気付く。
3:00⇒おっぱいがごつごつになる。
時限爆弾を持っているような気分。
数時間で爆発してしまうのではないかと思うほどカチコチに張った状態。
翌朝には脇の下から背中まで痛くなり、近所の助産院へ駆け込んだ。
ギューギュー絞り出す、かなり強めのマッサージを受けた。
「産後1週間に食べたものが悪い。」
と言われたが、今更のことを言われてもどうにもならない。
2回目の白斑は産婦人科で
助産院へ行った2日後。
1回目の乳口炎発生時と同じような時間(21:00頃)に白斑再発!
マッサージを受けたばかりなのに「まさか!」と青ざめる。
そして夜中に全く母乳出なくなった。
泣いている赤ちゃんに満足に母乳をあげることができない悲しさ。
あとは医療費控除の対象になるとはいえ、このペースで繰り返していては費用もかかる…。
(保険がきかないのでマッサージ代4000円/回程度)
自分で搾乳を試みながら、理解してもらえない苦しさに涙を流すほどだった。
夜中に産婦人科へ電話し、以下の処置を試すことになった。
・葛根湯を飲む。
・おっぱいを冷却する。
すると乳腺を塞ぐ腫れが引いたお陰、母乳が少し出るようになった。
そして夜中に電話した産婦人科でマッサージを受けた。
助産院と違い、おっぱいに低刺激なマッサージだった。
3回目の白斑は赤ちゃんの吸引力で
1週間後、5ミリほどの大きな白斑再発。
白斑は口内炎と似た症状のパターンがあることを知った。
ネットには口内炎を治すデスパコーワや、乳頭を柔らかくするピュアレインがおすすめと記載あり、
ウェルパークへ探しに行ったが置いていなかった。
薬を探している間にも、我が子に長時間母乳を吸ってもらっていた。
すると乳頭が柔らかくなったのか白斑が破けた。
次繰り返すようであれば母乳育児を諦めようと決めた。
4回目の白斑は針で
翌朝、破れた時にできた傷が塞がったため、母乳がでなくなった。
これは炎症でも詰まりでもない。
傷を治癒するためのカサブタと判断。
針で死んだ皮膚を裂いた。(刺すのではなく、裂く!)
私のメンタル
怖くて一睡もできない。(くらいのメンタル。正確には2時間くらい寝たかな)
赤ちゃんが眠る隣で、携帯の灯りが漏れぬよう這いつくばり、ネットやYou Tubeで調べるも対処法は様々で、混乱するばかり。
母乳が出ないおっぱいは、りつきが吸うことを嫌がり泣くばかりだった。
私のメンタルはひどくなる一方だった。
治療法が確立されてないってどうなんだろう
乳腺炎は血液の感染症と言われる。
症状は腫れや痛みを伴う状態のこと。
人によっては熱が40度近く出るケースもよく耳にする。
重症化すると、しこり(膿)を除去する手術にもなりかねない。
初期の段階で(乳口炎・乳頭炎)なんとかしたいものだが、
病気ではないことからか病院で治療することができない。
基本的には「早期に助産師さんのマッサージ処置を受けてください」となる。
ついでを言えば、近所の産院に電話をかけても、出産した産院でしか対応してもらえない現実に落胆した。
助産師の手腕が頼りという心もとなさ。
日本は特に医療に恵まれた国だと思うが、病気ではないからといって治療法が無いことが残念だった。
私が考えたこと
自分の白斑の様子を観察・考察し、どのような対処をするかは自分で判断しなければいけない。
今回は4パターン経験し、4パターンの対処をした。
これは人によっても違うだろうから、ほかの方に当てはまるかはわからない。
自分で自分を守るという意識をもって、対応しなければならないと学ぶことになった。
そういえば犬や動物が乳腺炎になる話は聞いたことがないな。
人間の身体はなぜこんなに不完全なのだろうと考えに耽った。
おわり
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