223日目 小悪魔の誕生(歯磨きスタート教室)

7ケ月と9日目。
今日は市役所で開催されている歯磨き教室へ行くそう。
さてさて、順調に行けるんかいな?

市役所は微妙な位置にある。
徒歩では40分。電車では35分。
母ちゃんは徒歩と、電車とどちらを選ぶのかね。
スマホを覗き込んでみると、マップはどうやら徒歩ルート。
えー。大丈夫なん?
どうやって行くん?
抱っこ紐?
ベビーカー?
はぁ。そうきたか。
両方持ち。

りつきは最近ベビーカー拒絶期。
毎日乗せて15分ほど離れた公園に行くも、途中で泣きじゃくり戻ってくる始末。
さて今日は。
とことこ。とことこ。
あー頑張ったね!
記録は5分でした!!

すぐに泣き始めたため、ベビーカーは重い荷物置きとなった。

市役所に到着。
母ちゃんは冬だってのに汗をかいている。
いわんこっちゃない。
電車で行けばいいのよ。

りつきは広々と敷かれたマットの上を縦横無尽にハイハイする。
友達のタカ君はまだハイハイできないので、寝転がっている。
オレはお前に会うの2回目だな。
随分りつきと差があるものだと、全身を見た。

りつき!歯磨き教室始まるぞ!
ハイハイで遠くに行ったりつきは戻って来ない。

先生は3人いる。
歯科衛生士さん。
保育士さん。
保健士さん。

ふむふむ。
上の歯が生えてきたら、歯磨きを念入りにね。
上の歯の真ん中に位置する歯茎をゴシゴシしてしまうのはNG。
ご機嫌が良いときにね。

ほれ。りつき。
ちゃんと聞きなはれ。
保健士さんに面白いオモチャをもらったり、抱っこしてもらったりと嬉しそうにしていた。

だがここからは大変だった。
デモンストレーションで羽交い絞めにされたのだ。
もう大泣き!
そこから一気に機嫌が悪くなった。
何をしても泣き止まない。
先生の声はbgmにかき消された。

母ちゃんは、先生の話を
「早くおわれ!」
と思っている様子。
同感だ。
でも先生のハートは強かった。
そこから20分は話し続けた。
泣き声が気になって、何を言っているのか聞き取れない。
母ちゃん、ドンマイ!

ようやく終わって授乳。
それからはご機嫌が戻って、楽しそうにハイハイしていた。
保育士さん・保健士さんに遊んでもらった。
「この愛嬌は天性のものですね~」
「つい抱っこして良いですかって聞きたくなっちゃう」
母ちゃんの顔を見上げると、嬉しさ丸出しで、こちらが恥ずかしくなってしまう。
が、嬉しいのはオレもだった。

りつきお前、小悪魔だな。
ま。愛嬌ってのは大事らしいぞ。
誰もが持っているものではない。
それは天から授かったものだから大事にしろよ。

帰りも徒歩で帰るのか?
こいつ懲りないなー・・
母ちゃんはせっせと歩く。
りつきの体力に負けないように、運動を心がけてるんだってよ。

じゃ。寒い中、帰宅しまーす。

おわり

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